タイトルの通り、「めっちゃ痒い!」がキーワードの疾患をご紹介します。
好酸球性膿疱性毛包炎、という疾患があります。病名長いですね。英語では、Eosinophilic pustular folliculitis (EPF)というので、皮膚科医は「EPF」で覚えています。病名は聞きなれないと思いますが、日本人の20~40代の成年男性に意外と多く、1970年頃に太藤先生が疾患概念を提唱されたので、「太藤(オーフジ、とよみます)病」ともいわれています。
ちょっと脱線します。
太藤先生のお名前がついてる皮膚病は、今回ご紹介する好酸球性膿疱性毛包炎だけでなく、ほかにもあります。丘疹紅皮症といって、リンパ腫などの悪性疾患に伴う皮膚症状があるのですが、それも、「オーフジ」とついています。
今まで調べたことがなかったのですが、太藤先生は京都大学の教授をされていた太藤重夫先生のことで、京都大学皮膚科のHPで詳しくご紹介されています。(京大の皮膚科、HPデザインがポップで超かわいい!)
病名に自分の名前がつくなんて、スゴイですよね。国際的にも使用されていますし。
私は新潟大学の医学部出身なんですが、解剖学の当時教授だった熊木先生がご自分の名前のついた神経(Nerves.kumaki)をさがせ、と解剖の授業のときにおっしゃっていて、すんごいマニアックな皮神経だったと記憶していますが、見つける意味を見出せなくて、あの時間は何だったんだろう、、と突然思い出しました。しかも、解剖臓器をラテン語で覚えさせられたんですよね。テストもラテン語でした。ちょっと納得しがたい授業だったな、と今も思います。あのときのせいで、いまだに、筋肉をムスクルスとか言っちゃう自分がいて恥ずかしいです。
一方で、一見、無駄や無意味と思えるようなことを真剣に取り組む尊さ、なんかもあるよなぁと思います。
好酸球性膿疱性毛包炎についてはこちらのページに詳しくまとめたのでご覧ください。
ここまでお読みになられて、タイトルとぜんぜん違うじゃん!病気の解説ぜんぜんしてない!とブログ内容に憤りを感じられた方がいらっしゃったらすみません。本日タイガースがサヨナラ負けで、ちょっと意地悪したいテンションです。
せっかくテルのツーランがあったのになぁ~・・ボヤキが止まらないですよ。
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