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手や足のトラブル

手や足の皮膚トラブル

手や足にできやすい皮膚の病気について、受診される患者さんが多い順に解説します。

まず、手。

やはり手湿疹(手荒れ)が多いです。
手湿疹は正式には「進行性指掌角皮症」といいます。

以前は主婦手湿疹ともいわれましたが、男女平等社会にはもう馴染みませんね。
美容師さんや外科医など、職業柄、水仕事や洗剤・消毒の機会が多い方も起きやすいですが、皮膚のバリア機能がこわれ、乾燥しやすくなり手荒れとなります。

治療には保湿剤やステロイドの外用薬が使われます。アトピー性皮膚炎がベースにある方や部分的に治りにくい場所には光線療法(エキシマライト)を併用するのもよいです。

次に、足。

水虫(足白癬)が多いです。
水虫は英語でathlete’s foot、といいます。アスリート!?

その昔、祖父が水虫を煙草で焼いていた姿が思い出されるのですが、令和ではそんな方はもういらっしゃらないのではないでしょうか。
足の指の間や爪の周り、踵まわりに症状が出ることが多いです。

「ジム(ゴルフ)で水虫もらっちゃったんじゃないかな」とおっしゃる患者さんがよくおられます。

真面目に回答いたしますと、水虫は白癬菌という真菌が原因なのですが、真菌は水分と角質(垢)を好むため、フローリングでは繁殖しにくそうです。マットなんかは繁殖しやすそうですので、避けることをおすすめいたします。

水虫の治療は塗り薬が基本ですが、角質の厚いタイプや、爪にできているタイプ(爪白癬)は飲み薬がよく効きます。

手と足にできやすい病気もあります。

その代表が、汗疱・汗疱状湿疹(異汗性湿疹)掌蹠膿疱症です。
ウイルス性イボの、尋常性疣贅も代表的です。

巻き爪のご相談も多いです。

汗疱・汗疱状湿疹(異汗性湿疹)はアトピー性皮膚炎やニッケルなどの金属アレルギーなどが関係していることもあります。
温かい季節に多いとされています。
手足に多いものの、手だけ・足だけ、のこともあります。
水虫と症状が似ているので白癬菌の有無を確認して区別することが必要です

掌蹠膿疱症も、発症当初は手足になく、手だけ・足だけのこともあります。
詳しくはこちらをご覧ください。

ウイルス性の尋常性疣贅というイボもあります。お子様から大人まで、ウイルス性イボで受診される方は多いです。
ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で、命にかかわる疾患ではなものの、厄介です。
湿疹や乾燥で亀裂ができていたり、皮膚の小さな隙間から侵入して発症するのですが、イボをいじったり、指同士こすれたりすると、うつって数が増えたり、大きくなったりします。

一見、ウオノメやタコと似ているのでウイルス性のいぼと気づかず、放置している方も多いです。
長年放置したことで治療に時間を要することとなる方はたくさんおられますので、早めに受診しましょう。

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