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花粉症・アレルギー性鼻炎

命にかかわる病気ではないものの、非常にわずらわしく厄介。一番多い、スギ花粉症の方は春がくるのが憂鬱、出来ることなら南国に移住したい、そんな方もいらっしゃるのでは?花粉症について、花粉症の方に生じうる花粉-食物アレルギー症候群について、舌下免疫療法をふくめた治療方法について解説していきます。

  1. 花粉症・アレルギー性鼻炎について
  2. 花粉‐食物アレルギー症候群について
  3. 治療について
  4. アレルゲン免疫療法(減感作療法、舌下免疫療法)について

花粉症・アレルギー性鼻炎

国民病ともいわれる花粉症。意外にも、花粉症が初めて報告されたのは戦後まもない1960年代といわれているので、半世紀で激増したことになります。温暖化の影響や大気汚染、動物タンパク質摂取の増加(食生活の欧米化)などによりアレルギーが起こりやすくなったといわれています。
日本では春のスギ花粉症が代表的ですが、夏はカモガヤ、秋はブタクサなど、一年中花粉が飛んでいます。花粉症は、鼻炎や目のかゆみだけでなく、肌荒れ(花粉皮膚炎)頭痛頭がぼーっとしたり集中力が低下して仕事や勉強のパフォーマンスが低下するなど、様々な不調を引き起こします。

一年を通して症状がある方は、ダニ(ハウスダスト)アレルギーの可能性があります。ちなみに、花粉症に悩まされているのは日本だけではありません。アメリカではブタクサ、オーストラリアではアカシア(ミモザ)が有名です。
治療には、飲み薬、点鼻薬、点眼薬が使われますが、色々駆使してもコントロールできない場合、注射剤(ゾレア)も考慮されます。また、長く悩まれている方は、アレルゲン免疫療法(減感作療法、舌下免疫療法)もご提案できます。市販薬だけで乗り切る病気では最早ありません、我慢せず受診しましょう

花粉-食物アレルギー症候群
PFAS;pollen food allergy syndrome

花粉症の人全員に起こるわけではありませんが、花粉症がきっかけで、特定の果物や野菜を食べた直後に口の中がかゆくなったりのどがヒリヒリしたり食物アレルギー症状を発症することがあります。関連する花粉の飛散時期には症状が悪化しやすいため該当食物の摂取を控えたり、生で食べず加工品や加熱してから食べるなどするとよいでしょう。

どんな治療があるの?

基本的には飲み薬(抗ヒスタミン薬)による治療が行われ、点鼻薬や点眼薬を併用することもあります。花粉皮膚炎があれば、ステロイド外用薬も処方します。
効き方は千差万別で、飲み薬を数種類併用せざるを得ず、眠気などの副作用でパフォーマンス低下につながっているケースもあります。

症状が強く、採血検査でスギ特異的IgEがクラス3以上の方は、注射剤(オマリズマブ、製品名ゾレア)も選択肢となります。投与にあたっては血液検査が必須で、数値によって投与可否が決まります。なお、当院ではステロイドの皮下注射はリスクベネフィットを考え花粉症に対しては行っていません。

アレルゲン免疫療法(減感作療法、舌下免疫療法)

スギ花粉症およびダニアレルギーでは、アレルゲン免疫療法という選択肢があり、少量ずつ抗原(アレルゲン)を投与していくことで、アレルゲンに曝露された場合に引き起こされる諸症状を緩和することが期待できます。6歳以上であれば治療ができます

治療は、ダニアレルギーに対しては一年を通していつでも開始できますが、スギ花粉症の場合は非飛散期である6月~11月頃に治療を開始する必要があります。
最低3年は続ける必要がありますが、将来的に、内服薬の減量やくしゃみや鼻炎などの緩和が期待できます。

はらひふ美

当院はアレルギー性鼻炎(花粉症含め)へのお薬処方、ゾレアの注射、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)、すべて対応可能です!

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