皮膚腫瘍はたくさんある
皮膚のできもの(腫瘍)は良性から悪性まで、非常に多くの種類があります。
良性の皮膚腫瘍
一番頻度が高くよくみる腫瘍は、粉瘤とよばれる良性腫瘍です。
ほくろ、も皮膚科では医学用語で「色素性母斑」「母斑細胞母斑」とよび、良性腫瘍に含まれます。
ほかに、脂漏性角化症、脂肪腫、皮様嚢腫、脂腺腫、毛母腫、汗孔腫などがメジャーです。
悪性の皮膚腫瘍
頻度は多くないですが、皮膚腫瘍には悪性のものもあります。
ほくろの悪性タイプ「メラノーマ(悪性黒色腫)」といって、見逃してはいけない腫瘍から、頻度が比較的高く早期であれば悪性度はさほど高くない「基底細胞癌」や「日光角化症」などがあります。
基底細胞癌は、ハリウッド俳優のヒュー・ジャックマンさんをはじめ、罹患を公表している有名人も多いです。
皮膚の悪性腫瘍は、高齢化に伴い患者さんは年々増加しています。
大事なことは、腫瘍をダーモスコピーで丁寧に診察して病理検査でしっかり診断をすることです。
そして、疑われる症状があれば、早めに皮膚科へご相談して頂きたいと思います。
お気軽にご相談ください。
※悪性腫瘍のうちタイプによっては必要に応じ他施設へご紹介させて頂きます。
POINT・皮膚の腫瘍には良性も悪性も種類がたくさん。
・悪性かな?気になる症状があれば皮膚科に相談しましょう。