以前もピアスが埋まったトラブルについてまとめましたが、クリニックの場所柄なのか、本当にご相談が多いです。正直にいいますと、原宿でクリニックを開業する前は、年に数件レベルでしたが、当院では毎日とはいいませんが、毎週数件は対応しています。
しかも、耳たぶだけでなく、軟骨ピアスに、口のラブレットピアスに、どこでも埋まる・意外と多いトラブル、ということがよーくわかりました。
どうやって摘出するのか、孔は閉じなきゃだめなのか、非常に多いご質問です。
早速症例をご紹介しながら解説していきます。(写真の掲載についてご協力くださった皆様ありがとうございます)
耳たぶピアス埋没症例
耳たぶの裏、キャッチが埋まっています。埋まってはいますが、炎症や腫れは強くないため、患者さんのご希望により孔を塞がないよう再挿入も別途(自費です)を行いました。
当然麻酔をしてから摘出し、新しいピアスを挿入後、また埋まらないよう切開部分を丁寧に縫合します。2週間後に抜糸して、孔が安定するまではピアスはそのままにしてもらいます。
ネクスト症例も耳です。
3つ並んだピアスのうち、リボンのピアスのキャッチが埋まっていました。
前の症例と同様に取り出して、こちらも再挿入可能な状態でしたので、再挿入もあわせて実施。ミラーボールのかわいいピアスにしましたが、きれいに装着、抜糸も完了しました。
ただ埋没しただけでなく、膿がでていたり、炎症で耳たぶが強く腫れている状況ですと、上記症例のように再挿入は難しい場合があります。つまり、孔を残したいのならば埋まったらなるべく早く病院を受診すべし、といえます。
口のラブレットピアス埋没症例
ネクスト症例は、口のラブレットピアスが埋まったケースです。
ラブレットピアスは外側のヘッド部分を外す仕組みになっています。内側にみえるはずのディスクがなく完全に埋まっています。このままでは二次感染や痛みの原因になりますので、耳たぶの場合と同様、麻酔をして摘出します。
当院では耳たぶ以外のピアスの穴あけ・再挿入は行っていませんので、きれいに縫合して孔を閉じました。
参考になったでしょうか。
埋まったピアスを自力でとるのは至難の業かと思いますので、お早めに病院を受診ください。
なお、当院は予約優先です。ご予約時に「ピアスが埋まった」と備考欄に記入(Web予約の場合)ないしお伝え頂ければ(tel予約の場合)、摘出準備をしてお待ちしております。
ご予約がない場合にも診察は可能ですが、非常に混雑している場合にはすぐに施術が行えないこともございますので、事前予約をおすすめいたします。
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前1-14-24原宿TWビル3階
TEL. 03-3405-1112(いいひふ)
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診療時間: 10:00 – 13:00/14:00 – 17:00
※土曜のみ「初診」は完全予約制です。
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・予約優先制です。
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休診日:月曜・日曜・祝日
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