ブルーライトは皮膚に悪い？

ブルーライトは目で見ることのできる可視光線のなかで、青色の光のことです。

スマホにPCにタブレット。私たちが手放せなくなっているこれらのLEDディスプレイからは、多くのブルーライトが放たれています。

ブルーライトによる目への影響（疲れ目など）、体への影響（睡眠障害など）はよく知られていますが、皮膚にはどんな影響があるのか、気になりますよね。

結論は、皮膚への影響、あるんです。

明るい肌色（スキンタイプⅠ～Ⅱ）の場合は紅斑を引き起こし、暗い肌色（スキンタイプⅣ～Ⅵ）の場合はより強力かつ持続的な色素沈着を引き起こす可能性があるといわれています。

ひえ～！！！

最近、赤ら顔の若い患者さん増えてますが、もしかしてブルーライトも要因！？

ちなみに。日本人はだいたいスキンタイプⅡ～Ⅲの方が多いといわれていますが、色白の方が増えていますのでブルーライト対策はした方がいいと思われます。

どうすればよいのか。調べました。

「色付きの日焼け止め」がブルーライトによる肝斑・色素沈着増加の予防に有効、です。主に酸化鉄、酸化チタンがブレンドされていろんな色合いがありますので、自分の好みで選ぶことができます。

なお、メーカーによって独自にブルーライトカット効果のある成分入りの製品がたくさんありますので、着色日焼け止めが苦手な方は、パッケージにブルーライトカットの表記があるか確認された上で選ぶとよいと思います。

ちなみに。

はらひふで購入できる日焼け止め；プラスリストアのローションもミルクも、ブルーライトカット効果のある日焼け止めですし、セルニューのBBクリームタイプの日焼け止めは着色日焼け止めであり、ブルーライトをカットする効果が期待できます！

ここまで読まれた方は、ブルーライトをカットせずにはいられなくなったと思います。また、スッピンの状態で寝る前のスマホがまずい・・と気づいたはず。強い意志をもって、寝る前はスマホから離れましょう。私も頑張ります。

■はらひふのドクターズコスメはこちら

■光老化についてはこちら

参考ジャーナル；J Am Acad Dermatol. 2021;84(5):1393-1397　UpToDate, Photoaging