大槻マミ太郎先生

本名です！

大槻先生から、鏡とイエローの胡蝶蘭を頂きました。
先生、マハロー！！

私は皮膚科医になってすぐ、大槻先生が教授をされてる自治医科大学へ配属されました。
栃木かぁ引っ越しかぁ…　東大の医局長からいわれたときは正直前向きにはなれませんでしたが、医局命令に断る選択肢があるとは考えも及ばず、行きました。

10年たったいまでも、診療で迷う場面、どう説明すればわかりやすいかな、こうした方がよかったかな、と考えるとき、大槻先生だったらどうされるかな、と考えて答えをみつけるクセがあるほど、私にとって大槻先生は大きな存在です。
超有名なえらい教授だからではなく、外来で目を充血させながら一生懸命に診療していた姿や、末端の医局員にも患者さんにも、誰に対してもすごく優しかったこと、それが理由だと思います。

患者さんから私にクレームが入ったことがありました。
トゲトゲした態度で生意気な診療をしてしまいました。
先生のベンツで近くのラーメン屋（有名な竹末食堂）に行き、どういう点がいけないのか、私に何が足りないのか、今後どうすればよいか、丁寧に諭されたことがありました。
医者数年目のぺーぺーのプライドを傷つけないよう、教授自ら忙しいなか時間を割いて伝えてくださったことに、いまも感謝しています。
忘れられない思い出です。

来年3月に退官されます。
最終講義など、出席したいと思います。