肌が黄色い、なぜ？

こんにちは、上田です。

5月29日水曜日は、午前の診療がお休みで、午後14時からの診療となります。お間違いのないよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、柑皮症（かんぴしょう）という皮膚が黄色くなる病気があります。よく、ミカンの食べすぎで黄色くなると言われる、アレです。でも、ミカンの食べすぎ以外の原因でも、柑皮症が生じることがあるんですよ。

たとえば、糖尿病や甲状腺機能低下症、ネフローゼ、高脂血症などの病気で柑皮症がみられることがある、といわれています。

詳しくはこちらをご覧ください。

外来をしていると、あっちこっちの皮膚科を渡り歩いている患者さんに出会うことがあります。良い悪いを言う立場に私はありませんので、良し悪しは置いておいて、ひとつ思うことがあります。

たとえば、本日ご紹介した患者さん(写真の供覧について快諾くださりありがとうございました。)は、前職場時代から診療させていただいている方なんです。その間、皮膚のこと以外にも、内科のご病気の状況など、いろんな情報を把握してきました。そのため、今回の症状についても、検査も原因も把握することに繋がったと思います。

皮膚は内臓の鏡、といわれるように、ただヒフだけ見ていれば治るものではないケースがあります。

でも、初診で初めてお会いする患者さんに対して、初見で皮膚から内臓疾患を疑える神様のような皮膚科医はあまりいません（いるかもしれませんが）。ですが、かかりつけとしてある程度まとまった期間通院している患者さんですと、医師も、看護師も、スタッフみんなが患者さんの変化に気づきやすく、病状把握に繋がり、それって患者さんにとって非常に大きいメリットだと思うんです。

皮膚科のかかりつけをもつ、私は心からおすすめ致します。

かかりつけの選び方ですが、クリニックがおしゃれとか、感じがよいとか、口コミがよい、とかは正直二の次、と思います。笑

・通いやすい距離・場所にある

・なんでも相談しやすい

・「皮膚科専門医」資格がある

この三点を基準にしてはどうかなーと思います。私個人の視点ですので、ご参考になれば幸いです。