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粉瘤(アテローマ)

粉瘤(アテローマ)

皮膚科で一番よくみる「おでき」が「粉瘤(ふんりゅう)」です。アテローマ、ともいいます。粉瘤は袋状のおできで、中身は「垢(角質)」です。徐々に垢がたまって大きくなっていき、ここに二次感染が併発すると赤く腫れて痛くなります。粉瘤ができる原因はわかっておりませんが、体質的にできやすい方がいらっしゃいます。塗り薬や飲み薬では消えないので、治療は原則・手術一択です。

検査・治療(手術)

治療は原則・手術です。小さければくりぬき法といって小さく穴をあけて壁ごとひっぱって取り除く方法が選べますが、数㎝単位の大きさになると取り残す確率が高いため、写真のように腫瘍のまわりを剥離して摘出する方法を検討します。手術は15分程度です。

粉瘤は、たいてい見た目で診断が可能ですが、中には、脂肪腫など他のタイプの腫瘍なのか、リンパ節なのか、鑑別が難しい場合があります。当院では、超音波(エコー)検査が可能ですので、必要に応じて術前に検査を行って、より安全に手術を行うようにしています。

当院との連携先

日本赤十字社医療センター
JR東京総合病院
東京大学医学部付属病院
東京逓信病院
虎の門病院
がん研有明病院

私が以前勤務していた病院や、医局関連病院として繋がりのある病院です。もちろん、患者さんのご希望によりどちらへでもご紹介可能ですのでご安心ください。

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