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帯状疱疹

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹(たいじょうほうしん、herpes zoster)は、幼少期にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが、免疫が下がっているときに再び暴れだして発症する病気です。四谷怪談のお岩さんがかかった病気は顔の帯状疱疹といわれています。
疲れやストレスがたまっている、そんなとき出やすいのですが、2020年以降の新型コロナ禍、罹患する患者さんがやけに増えたように思います。全身のどこか左右どちらか、に発症するのが典型的ですが、まれに左右にまたがってでることもあります(その場合入院です)。

なぜ左右どちらかにでるのか、よく聞かれるのですが、神経の支配領域に沿ってでるためです。
ここにでたら特に要注意、という場所があり、目のまわりや鼻のあたまです。三叉神経の第1枝は鼻と結膜に枝分かれして分布するため、結膜炎や角膜炎など目の病気を合併しやすいのです。おしりに出た場合も要注意です。おしっこが出なくなる排尿障害の合併がまれにあるためです。
帯状疱疹も早めの診断と治療が大切です。痛みを我慢することも神経痛が長引く原因になりますので、お早めに受診ください。

治療とワクチン

帯状疱疹の治療は、抗ウイルス薬の内服が主役になります。神経痛の程度により痛み止めをいっしょに処方しますが、ロキソニンなどよくある鎮痛剤は初期しか効かないため、長引く神経痛にはプレガバリンやトラマドールなどを処方します。「かかりたくないなぁ…」「前にかかってひどい目にあったからもう二度とかかりたくない」そう思う方は多いと思います。

最近、帯状疱疹ワクチンとして大きく2種類使用できるようになったのですが、当院では2回打たなければならないし費用も高い、だけどこのデメリットを上回る高い有効性のある「シングリックス」をすすめます。約90%もの高い発症予防・神経痛予防効果と、約10年ちかい長期持続効果が認められているためです(もう一つのワクチンは安いのですが有効性が半分程度しかありません)。

当院との連携先

日本赤十字社医療センター
JR東京総合病院
東京大学医学部付属病院
東京逓信病院
虎の門病院
がん研有明病院

私が以前勤務していた病院や、医局関連病院として繋がりのある病院です。もちろん、患者さんのご希望によりどちらへでもご紹介可能ですのでご安心ください。

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