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接触皮膚炎(かぶれ)

接触皮膚炎(かぶれ)

山芋を素手ですってかゆくなったご経験ありませんか?山芋のように刺激のあるものに触れることで誰にでも起こるタイプを「刺激性皮膚炎」といいます。一方、感さが成立後特定の物質にたいしてアレルギーを持っている人だけに生じるタイプを「アレルギー性接触皮膚炎」といいます。
刺激性皮膚炎は、ちょっと触れただけで誰にでも起こるので、接触したら洗い流すなど対処が大切ですが、アレルギー性接触皮膚炎は、患者さんに思い当たる原因があれば解決も早いのですが、そうでない場合は原因探しに難渋します。

アクセサリーや時計などの金属によるかぶれ、日光にあびたときにかぶれが惹起されるタイプ、かぶれが全身にひろがるタイプ、いろんな接触皮膚炎があります。
合わない化粧品による長年の接触でおきるリール黒皮症melanosisや、ピアスによる金皮膚炎、点眼薬による目のまわりの眼瞼炎など、症状も多岐にわたりますので、治りにくい湿疹の場合には接触皮膚炎の可能性を疑い、必要に応じてパッチテストなどの検査を検討しましょう。

職業性接触皮膚炎とは?

職業と密接に関係したかぶれで、特に、美容師、飲食業、医療従事者の「手荒れ」が代表的です。消毒・手洗い機会が多い・化学薬品やゴム手袋との接触が多いなどが原因となります。命に関わるようなことではないものの、仕事や生活に支障がでますし、ときに休職や離職につながることもあって重大な問題です。

当院では、生活や業務スタイルをお伺いし、外用できるタイミングがどの程度あるか、通院はできそうか、個別のケースに応じて治療方針を決めていきます。ただ薬を処方しておしまい、にはしておりません。無理なく治す方法を一緒に考えますので、悩んでいる方はお気軽にご相談くださいね。

どんな検査があるの?

原因検査として有用なのがパッチテストです。
パッチテストは調べたい物質を皮膚に貼付して、2日後と3日後と1週間後と数回にわたって皮膚の反応をみる検査で、一般的には上背部にシールを貼付します。

当院では、日本人がかぶれやすいアレルゲンを22項目そろえたセットまたは金属アレルギーに特化した金属15種のセットをご用意しております。
詳細はこちらをご覧ください。

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