光老化とその治療

肌の老化現象には、シミ、シワ、皮膚のごわつき、肌色が黄色味がかってくる、ハリ不足やたるみなどが含まれます。肌老化の原因は、自然老化（加齢）と光老化（紫外線）に分けられますが、原因の8割が「光老化」といわれています。つまり、年齢を重ねるにつれて生じたトラブルは、光老化対策をすることで大半は防げる、といえます。加齢を止めることは不可能ですが、光老化対策、つまり、紫外線対策は誰もが可能です。

紫外線対策の基本は、日焼け止め（サンスクリーン）です。最近は、紫外線防御指数（SPF・PA）にウォータープルーフ指数（★の数で評価）も加わり、ライフスタイルにあわせて選びやすくなりました。塗るだけでなく、「飲む」日焼け止めもありますし、医学的に光老化の治療にはレーザーやケミカルピーリングも有効と認められていますし、抗酸化の代表ビタミンCの内服・外用やレチノールなどビタミンA外用もオススメです。

光老化でできるシミには日光黒子や雀卵斑が代表的で、紫外線により肝斑も悪化しやすいです。紫外線ダメージで皮膚が乾燥しハリ不足・小じわも生じている、そんな方にはピコレーザーをおすすめします。

ピンポイントで濃いシミをとる「ピコスポット」、肝斑や顔全体のくすみ、肌の若返りには「ピコトーニング」を行います。特殊なレンズを使用して「ピコフラクショナル」という毛穴やニキビ跡、肌のひきしめに有効な治療もできます。

40年以上、冬も含めて一年中サーフィンをされている方です。日焼けをしている状態の肌にレーザー治療は原則NGです。まずは日焼け止めの使用や帽子の着用を数か月徹底して頂き、日焼けを落ち着かせたところで、ピコスポットを行いました。全体的にシミがとれ、鼻のメガネあとの色素沈着も改善しました。メディカルコスメの使用も行い、全体的な肌のトーンアップ、シワも減少しています。

施術　ピコスポット
治療期間・回数　2週間・1回
費用　4cm　66,000円（税込）
リスク　痛み、赤み、腫れ、色素沈着・脱失など
レーザー治療に加えて、ガウディスキンによるスキンケアも行っています。

十分量を毎日摂取するために高濃度ビタミンC3000mgをオススメします。1日1回、十分量を摂取することで高い血中濃度をkeep。当院のビタミンCはワカサプリDrシリーズ、医療機関向け高濃度・高品質タイプです。毎日飲むものだからこそ、信頼できるブランドを選びたいですね。

ビタミンCをただ皮膚に塗布しても、水溶性のビタミンCは浸透しません。スキンケアには「APPS」をオススメします。APPSは進化型ビタミンC誘導体で親油性をもち、通常のビタミンCの60倍の浸透力があります。肌馴染みもよいです。

レチノールには、攻めの「ピュアレチノール」と守りの「パルミチン酸レチノール」があります。また、濃度選びも重要です。レチノールを含む製品を厳選し3つ採用しております。お悩みや肌質にあわせてどれがよいのかご提案しますし、使い方のコツもレチノール歴の長いスタッフがお教えします。